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キヨミの挑戦―ハーバード・ビジネス・スクール奮闘記

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ハーバードビジネススクールの留学体験記
Master of Business Administrationの頭文字をとったものがMBAで、日本語では経営管理修士号になります。この言葉は、既に「自分探し」や「資格取得」に連なるうさんくさい販売促進の記号となってしまい、その本質はどうか?というものは、既に厚いベールにつつまれてしまっている気がします。
「実際どういうものなの?」「どんな人がどんな目的で、はじめるのか?」そして「実際に、どんなことをするのか?」は、こういう体験記だと、とてもよく分かります。斉藤さんの文章は分かりやすくて、しかも離婚を経験し、シゴトに生きようと考えた20代の女性(でも一流大卒で、ソニーの会長の秘書だから普通ではないだろうが・・・)が、夢を思いチャレンジする姿は、成長物語としても、とてもいいですよ。ただし、これは日本人のMBA取得者がほとんどいなかった第1世代の頃のお話ですけどね。でも、ハーバードのシステムは、まだほとんど変わっていないはずだと思います。著者の斉藤さんは、とても素直で人のよい印象があって読後爽やかな印象を残しました。
ただし、MBAとることが、将来のビジネスマンとしてどうなのか?というのは疑問を感じます。基礎的な知識は、もちろん必須です。しかし実務では、コンサルタントという横文字職業の責任をとらない、泥をかぶらない無責任な態度に、担当者としてめちゃめちゃ苦労させられた記憶があり、同じ個人主義的な匂いをMBAを目指す人々の姿勢から感じるからです。この本の斉藤さんにも似た印象の萌芽を感じます。まぁ、将来MBAを使って何を為したかが、価値ですけどね。
結局のところ、頭で考えることよりも『逃げない』姿勢やある意味オヤジ的泥臭さがある人でないと、最後のけつを拭くところまで付き合ってくれない気がします。そして、そういう人は、入社数年目でもすぐ分かります。だって、官僚臭くなないですからね。どーも、いわゆるMBAエリートは、自分探しばかりしているの個人主義的な匂いがして、僕は好きになれませんなぁ。



となっています。



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